陸上競技の種目の中には、走る種目以外にも様々な種目があります。
ハードル、ジャベボール、走り幅跳び、走り高跳びなど・・
小学生の大会では「コンバインド種目」と言われているものです(^^)
これらの種目には、リズム感や身のこなし、柔軟性など、子ども達の運動能力が高まる要素が沢山つまっています★
走る種目とは違った魅力や技術があり、陸上競技の「楽しさ」をいち早く感じ取れる種目でもあります♪
・自分の身長くらい高く跳べたよ!
・あんなに遠くに投げられました!
・次はあの高さを越えます!
記録に囚われずに眼に見える目標に向かってチャレンジするのは、好奇心旺盛な子ども心をくすぐりますよね♪
大人のコーチでもすごく楽しいです(^.^)
もちろん、目標記録に向かって努力することはとても大事なことですが、
小学生(特に低学年や中学年)のうちから決まった種目のみで記録を高めることばかりに気をとられてしまうと、伸び悩んだ時や怪我をした時に心が燃え尽きてしまいやすいです。
練習量を増やせばスタミナや心肺能力は向上しますが、その一方で未発達な骨や筋肉は悲鳴をあげてしまう・・。
そんな悪循環に陥らない為に、スタートラインでは子ども達の可能性を広げるべく、一つの種目だけに特化せず、投げたり、跳んだりと様々なトレーニングメニューに取り組んでいます(^-^)
投げる種目、跳ぶ種目は奥深い技術がありますので、特に小学生に教えるには体の使い方を分かりやすい言葉に変える必要もあり、簡単ではないです★
なのでコーチも教えがいがあります(^^)v
●ジャベボール投げ(3年生)
全身を大きく使ってグーンッとボールに力を加えます。
小学3年生のスクール生ですが、なんと30m近くまで投げられるようになりました!スゴイ・・(*_*;
投げる種目は上半身と下半身の連動が大事ですのでまさに全身運動!運動神経(能力)の土台づくりにはもってこいです。
ただ、得意な種目だけではなく、必ず跳ぶ種目や走る種目も行います♪
●ハードル(1年生) 指導前
↑こちらは陸上競技場でのレッスンのワンシーン★
当たっても痛くないハードルを使用し、恐怖心を持つことなくチャレンジすることが出来ます。
ただ高く跳ぶだけでも楽しいのですが、フォームが格好良くなったり、技術が身に付くとさらに楽しいです。次の動画ではフォームが変わっていることが見て取れます♪
●ハードル(1年生) 指導後
ナイスジャンプ(^^)b!!
前足と後ろ脚の使い方、役割が分かってきている証拠ですね!なんとこの動画の子はこの日がハードルを跳ぶのが初めて!
伸びしろはまだまだ沢山ありますのでこれからが本当に楽しみです(^^♪
幼稚園生や小学生は体の使い方や技術をスポンジが水を吸うかのように次々と吸収していきます。
だからこそコーチが大事にしていることは、「魅せる」ことです。
【すごい技を目の前でかっこよく見せる】
【一見難しそうなことを難なくクリアする】
【全力で手本をする】
「すげぇ~!僕(私)もできるようになりたい!」
「魅せる」ことで子ども達にそう思ってもらえたら大成功★
理論や根拠を分かりやすい言葉やニュアンスで説明することも大事ですが、目の前で手本を見れたら子ども達は嬉しいですよね!
小学校の体育授業でもデモンストレーションには特に拘ってきました★
ちなみに、ジュニアユース(中学生)クラスでは魅せ方が少し違い、「教える時」と「一緒に走る時」があります。
基礎練習や技術練習ではデモンストレーションを行い、メインメニューでは一緒に走ることもあります。
グイグイ引っ張り、背中を見せることが狙いの一つなのですが、
回復にはコーチが一番時間がかかっています・・(笑)
●設定タイムに合わせてコーチがペースメイク
※ 後半バテているように見えるのは気のせいではありません。笑
一緒に走ることでレース本番をイメージできたり、足を動かすリズムを掴んでくれたり、気負いせずに走れたり、会話が弾んだりと良いことが沢山あります。
さらに、
スクール生たちの頑張りや努力を同じ目線で体感することで、レース本番の喜びや悔しさもより一層共有・共感できます。
菅コーチが指導者でありながら現役アスリートであり続ける理由はこれです。
子ども達の目標で在り続けられるように、今日もお仕事と勉強、トレーニング。そして身体のケアに励みます★笑
今日も良い一日になるぞー★
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